非鉄関連
1998年3月14日
[バックナンバー]

  1. 日鉱金属、銅建値を1万円上げ28万円に改定

  2. 関東伸銅品市況 銅建値上伸で銅系5円上げ

  3. 関東故銅市況 戸惑いながらも追随高

  4. 関西故銅市況 建値上げで全面高、なお上伸含み

  5. ライトメタルナメカワ、宇都宮に工場を建設



日鉱金属、銅建値を1万円上げ28万円に改定


鉱金属は13日、3月積み銅建値をトン1万円引き上げて28万円に改定すると発表、即日実施した。今回の改定により、月間平均建値は、5900円値上がりし、27万4000円となった。今月改定は月明けを含めて3回目。半月で3万円高。

 国内建値の指標となる海外銅相場はここしばらく、投機筋などのカラ売りの買い戻しが続くなどテクニカル要因から堅調推移。

 この日入電でもLME後場、NYCともに大幅上伸し、輸入採算値(諸掛かり費用含む)は27万円台後半まで上昇していた。


関東伸銅品市況 銅建値上伸で銅系5円上げ


13 日現在の関東地区伸銅品市況は銅価の続伸を受けたものの銅系でキロ5円上伸した程度で、黄銅系に至っては足踏み状態を強いられた。

 3月積み産銅建値は前月末比10円アップの260円でスタートした後、6日270円、13日280円へと2週間で合計30円底上げされた。

 この間、市中は月初めの建値アップには全くといっていいほど反応を示さなかったが、6日の建値改定直後には銅系10円、黄銅系5円上伸した。市中は今回の建値引き上げに際し、月中平均値で274円で改定前より4円しか上がっていないため銅系で5円の上げに踏みとどまった。黄銅系の場合、全般的な受注減少といったマイナス要素に足を引っ張られて足踏みを強いられている状態。

 黄銅系の中で特に市況性が強い黄銅棒は25ミリで295円だが、ガス機器、バルブ、水栓金具、エアコン、自動車など主な需要分野が低位横ばいとなっていることもあって、300円の大台が壁となっている。


関東故銅市況 戸惑いながらも追随高


東地区故銅市況は、国内産銅建値上伸を受けて全面高。このところの建値の急ピッチな上げに戸惑いも見受けられるが、品薄環境下で追随ムードが広がってきた。

 13日入電の海外銅相場は、セツルメント・ベースでLMEが前日比20・5ドル安の1754ドルと前場安だったが、後場では現物同29・5ドル高の1805ドルと強含み、NYCも2・7セント高の82・60セントと値上がりした。

 国内山元ではこの日、海外銅相場の動きを受けて3月積み銅建値をトン1万円引き上げた(28万円)。

 市中では、今回の建値の上げには「最近、山元建値改定のタイミングが読み切れなくなってきた」との戸惑いもある。

 しかし、26万円から段階的に足固めしてきた経緯から、「追随ぜるを得ないだろう」との柔軟姿勢も見受けられ、このまま海外銅相場が堅調にある限りにおいて、地合い引き締まりの速度が上がっていく可能性がある。

 東京都区部および関東エリアの直納クラスにおける主要品種別動向は次の通り(原則いずれも希望価格)。

 ▽1号銅線=売りキロ235円。買い225円。

 ▽黄銅削り粉=売り160円台後半。買い157、8円から160円。週明け大手黄銅棒メーカー購入価格動向を注視。予想を上回れば続伸もあり得る。


関西故銅市況 建値上げで全面高、なお上伸含み


末13日の関西地区故銅市況は、今月3度目となる産銅建値の引き上げを映して、キロ当たり3―5円のノミナル高。しかも、この建値引き上げで「後半の山行き故銅買値が前半比トン2万円アップの18万円に改定されること、また週明け16日のN社原料買値の引き上げ幅が当初予想から拡大する公算が大きくなってきた」(直納問屋)ことから、一段高含みを残して週を終えた。

 指標の産銅建値は週末13日、トン28万円(月間平均27万4000円)に緊急改定された。前週6日の値上げからわずか1週間目のことで、今月3回目の引き上げ。海外銅相場がNY銅相場が一気に80セント台(当限)を回復して、82・60セントと今年の新高値へ急騰。LME銅も後場で1805ドル(現物)と1800ドル大台に乗せて年初来高値を示現したことに加え、為替が1ドル=129・90円(TTS)の円安水準で推移していることが背景。

 一方、市中筋はこの建値引き上げについて、予想以上に早いとの反応が多く、なかでも買い手筋は「2月の建値下落時にも買値はあまり下げられなかった」として、ここにきての急ピッチな上昇に戸惑いをみせている。ただ、後半の故銅買値が自動的にトン2万円値上げとなることや、16日のN社の原料買値も6日と13日の通算2万円の銅建値の引上げを織り込んでいないだけに、「場合によればダライ粉でキロ8円、銅系で10円がらみの値上げとなる可能性がある」(直納問屋)だけに、いったんはキロ3―5円がらみ指し値を引き上げて、売り手の出方をうかがっている状況だ。


ライトメタルナメカワ、宇都宮に工場を建設


川軽銅の関係会社で軽圧品問屋の潟宴Cトメタルナメカワ(本社=東京都葛飾区、滑川雄三社長)は、来月上旬、宇都宮に建設中の工場(倉庫)を完成させ、竣工式を行う予定となった。切断機は当面4機導入し、受注の動向を見て増設も検討していく。これら自社で切断業務を行うことで、ユーザーへの短納期化が図られるなどのメリットが生じる。

 同社は宇都宮に営業所を開設以来、周辺ユーザーへの販売を行い、滑川軽銅の手が届きにくいところへの営業を実施してきた。従来は滑川軽銅潮来工場で切断された切板などをを販売していたが、今後は自社でも切断することで、顧客ニーズに迅速に対応することを目指す。







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