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通 産省・非鉄金属課はリサイクル率の向上に伴い、10年先にはアルミスクラップの利用量が現状のほぼ倍増に相当する200万トンを超えるが、新たな需要拡大技術・分野を開発しておかなければ、そのうちの50万トンが余剰分になってしまうのではないか、という長期的な需給見通しから、(1)自動車のアルミ化推進(2)サッシtoサッシ、などに対応するリサイクル需要拡大技術の開発に取り組む方針を定めた。「アルミの競争力強化に必須」とするアルミ圧延各社トップが岡本巌・基礎産業局長に強く要請したテーマで、非鉄金属課ではこれを受け、99年度第2次補正予算として、容器包装、家電などにも対応するリサイクル需要拡大技術と建築廃棄物リサイクル法関連のサッシtoサッシのリサイクル技術開発を要求する。 同課によると、2次補正予算としての要求金額は容器包装、家電対応のリサイクル需要拡大技術が5億円(補助率3分の2まで可能)、サッシtoサッシのリサイクル技術開発が3億円(同)。これらの予算が認められた場合、具体的な実施主体は日本アルミ協会、サッシメーカー、再生合金製造業、神戸製鋼などを想定している。 現在、わが国のアルミ需要量376万トンのうち、年間166万トンがスクラップとして排出されている。このうち、54%が2次製品として回収・利用されているが、残り77万トンが廃棄処分されている。 アルミのライフサイクルは約15年程度。今後、循環型社会システムの構築が進み、現状のリサイクル技術のままリサイクル率が向上した場合、10年ほど先の2010年を見据えると、アルミスクラップの利用量が205万トン(98年比ほぼ倍増)に対して約50万トンの需給ギャップが生じることが予想される。 こうした需給ギャップは、現状のアルミリサイクルがカスケードリサイクルで、多くのスクラップ品が高い品位を求められない自動車エンジン部品などの鋳造・鋳物品に限定されているため。 同課は予想されるこうした需給ギャップを解消するため「Product to Productを可能とするリサイクルシステムを構築すると同時にアルミリサイクル品の新規需要を開拓していきたい」との方針を定めた。 その上で同課は「Can to Can以外、サッシtoサッシのリサイクルシステムを構築する必要がある」と強調。 また、新たな需要分野を開拓する一環として同課は「地球温暖化・省エネルギー推進の観点から自動車の軽量化が進められていることから、自動車のアルミ化を積極的に推進する」としている。
黄 銅棒メーカーの原料購入意欲が落ち込んでいる。製品受注の伸び悩み、割安な輸入スクラップの流入など複数の要因によるもので、メーカーによってバラ付きはあるものの、年内いっぱい需給緩和状態が続くとの見方もある。 東日本エリアの黄銅棒メーカーの中には、「炉前原料は1カ月近く確保済み」として、「適正在庫をオーバーしている」ところも複数見受けられ、一部にはメーカーが納入業者に対して現物の搬入待機を要請するケースも出ている。 現物を納入後、代金が支払われる契約形態が多く、実質的な「荷止め」は資金繰りにも影響してくるため、納入業者では引き続き搬入を打診していくもようだが、足元の消費スピードから判断すると、通常化にはしばらく時間が掛かりそうだ。 メーカーによっては、即納可能であるため、納入側でも販売ルートを変えるなど試みているが、「フリーで受け入れている」メーカーでも必要以上の在庫を持たないことを徹底し、容易に「ハメ込めない」のが実情だ。 黄銅棒メーカーの炉前在庫水準が、ここまで上昇した一因とされる割安な輸入スクラップは夏場からこれまで流入が続いており、足元でも香港ナイト(黄銅削り粉)で、チャージ込みでキロ140円台前半のものもあるとされる。 メーカーでは、「油分などを考慮すると、割安感があるのは見掛けだけ。国内原料の代替には出来ない」ともされるが、国内市況の頭を押さえ込む役割を果たしているようだ。 いずれのメーカーや納入業者も、「いずれ原料需給はタイトに向かう」と見ているが、その変わり目については、「10月末まで」との観測がある一方、「年内いっぱい、この状態が続く」との悲観的な見方もあり一様ではないが、共通しているのは実需の伸びといった大きな期待材料が見当たらない点。 「川上から水が流れてこない」中では、メーカーも納入業者も、置かれている環境の厳しさでは同じ。今後、現物確保においては、リスクを負いながらの取り組みが続いていくのは確実だ。
日 本電子材料工業会(会長=澤部肇・TDK社長)はこのほど、8月の国内における電子材料生産額をまとめた。それによると、会員各社の総生産額は前年同月比3%増の323億1300万円となり17カ月ぶりにプラス成長に転じた。ノートパソコンや携帯電話など携帯型情報機器向けの金属材料が好調なことに加えて、2000年問題を背景とする在庫積み増しなどが回復要因になっている。 8月の生産額を分野別にみると、金属材料部門は14%増の58億1600万円だった。このうち溶接材料と耐食・耐熱材料を除く品目がすべてプラス成長。具体的にはリードフレームなどで構成する管球・半導体材料が18%増、コネクターやスイッチなどに使うバネ材料が29%増、バイメタルやアンバー合金の特殊材料が54%増などとなっている。 永久磁石部門は1%増の92億4900万円。このうちフェライト磁石は1%減だったが、鋳造磁石は6%増、希土類磁石は1%増となっている。希土類磁石についてはVCM(ボイス・コイル・モーター)やMRI(磁気共鳴診断装置)向けに好調で、重量ベースでは30%増の大きな伸び。半面、軟質焼結部門は10%減の47億700万円と漸減傾向が続いている。 このほか、バリスタとサーミスタで構成する半導体セラミックス部門は7%増の37億6900万円、機能回路素子・セラミック基板部門は4%増の5億9500万円、携帯電話向けにフィルターや共振子が増加している圧電セラミックス部門は6%増の81億7600万円となっている。
ジ ャパンエナジーは13日、2000年1月をメドに銅箔事業の組織運営を世界レベルで統合すると発表した。ジャパンエナジーグループの銅箔製造拠点は日・米・欧・アジアの4地域にまたがっており、現在、日本を含むアジア地域は本体および製造子会社の日鉱マテリアルズ(東京都港区)が担当。欧米地域についてはジャパンエナジーの全額出資子会社である米GA―TEK社(オハイオ州)が運営している。この分業体制を改めて世界的に一元化されたユーザー対応体制を構築、銅箔事業の効率運営を目指していく方針だ。 銅箔加工などを含めた生産拠点は日本2工場、米国4工場、ドイツ2工場、フィリピン1工場、香港1工場の10工場体制。来年1月からの統合ではこれまでグループ各社が個別に行っていた販売、製造、マーケティング、研究開発などの各部門を一体化。あたかも1つの会社として運営しているようにするという。総括責任者にはGA―TEK社のファーガソン社長が就任する。 銅箔事業の統合はユーザーニーズに対応するのが最大の目的。近年、ユーザーである銅張積層板メーカーでは世界レベルでの事業統合を図っており、グローバル戦略を加速している。これに対応するため、ジャパンエナジーグループでも運営体制を見直すことにした。 この結果、銅箔事業の売り上げ規模は約600億円、生産能力は月間3610トン、従業員は約1300人となる。
99 年度下期の国内亜鉛需要は、上期に比べて微増の27万―28万トンになる見通しである。主力の亜鉛鉄板向けの出荷がやや増える方向にあるが、他の需要は横ばいと見通されているため。 通産省の見通しでは、上期の国内需要は26万1000トンとなっているが、実績はおおむねこれに近い水準になったとみられる。 上期では、亜鉛鉄板向けは13万トンと前年同期比4000トンの減少を見込んでいた。実績はこの水準になる見込み。溶融亜鉛めっきはさえず、4万トン程度となりそう。伸銅は4万トン近くと増加する方向。その他の需要は前年に変わらず。 下期は、亜鉛鉄板向けの需要が増えると期待されている。これは東南アジアの景気が回復傾向にあり、東南アジア向けの亜鉛鉄板輸出が増加傾向にあるため。ただし、国内向けの亜鉛鉄板は上期に比べて変わらずとされている。 従って国内向けの亜鉛鉄板の生産は横ばいで、輸出向けが増大することとなる。溶融亜鉛めっきは上期並みに落ち着く見通し。伸銅は微増となりそう。 このようなことから、下期の国内需要は亜鉛鉄板の回復に支えられて、上期に比べて1万トン以上増加して27万―28万トンになると予想される。
国 際アルミ新地金協会(IPAI)まとめによる8月末の世界のアルミ新地金在庫は159万4000トンで前月比5・3%増加、前年同月比4・1%減少した。 8月末のアルミ全在庫は301万トンで前月比2・3%増加、前年同月比3・8%減だった。
米 フェルプス・ドッジ社の第3四半期の業績は売上高が7億4300万ドルで前年同期比2・8%減少、営業利益は5200万ドルで同21・1%減少、純利益も1500万ドルで同46・1%減少し、減収減益となった。 この結果、第1―3四半期の売上高は20億9700万ドル、同11・0%減、営業利益は2400万ドル、同94・1%減、純損益は前年同期の2億3300万ドルの利益から4500万ドルの損失に後退した。減益はリストラ費用の計上によるところが大きい。前年同期は子会社売却による1億9900万ドルの特別利益(税引前)を計上している。 第3四半期の銅生産(自社シェア分)は18万7600トン、前年同期比15・0%減少、第1―3四半期累計は59万5600トン、同9・5%減。外部調達を含めた銅販売は第3四半期が26万4000トンで同9・9%減、累計は80万1000トン、同9・3%減だった。
今 年上半期(1―6月)の電線輸出入通関実績は、輸出1348億円と前年同期比19・5%(220億円)増、輸入1021億円と同0・1%減のほぼ横ばいとなった。輸出は光ファイバーケーブル、光ファイバーなどが伸びた。 【輸出】 内訳は、絶縁電線・ケーブル726億円と前年同期に比べ3・4%減、光ケーブル406億円と181・7%増、光ファイバー160億円と2・7%増、裸銅線48億円と29・5%減、アルミ線9億円と1・9%増。 絶縁電線類は、機器用電線215億円と2・7%増、被覆線154億円と8・2%減、巻線144億円と22・2%増、電力用電線114億円と24・5%減、輸送用電線62億円と1・7%増、通信用電線36億円と18・3%減。 【輸入】 内訳は、絶縁電線・ケーブル900億円と前年同期に比べ0・5%減、光ファイバーケーブル89億円と4・9%増、光ファイバー18億円と16・3%増、裸銅線13億円と17・1%減、アルミ線6955万円で19・9%減。 絶縁電線類は、輸送用電線369億円と0・4%減、被覆線268億円と7・1%増、機器用電線211億円と2・1%減、通信用電線33億円と17・3%減、巻線15億円と3・0%増、電力用電線4億5100万円で68・3%減。
ト ステムは今月から、洗面・脱衣・洗濯室をユニット化した「システムユーティリティールーム」の発売を開始した。 主な特徴としては、バスルームだけでなく、洗面室も部屋ごとユニット式にして清掃性、防水性を向上させた点。さらに、防水パン不要の選択機設置スペースや豊富な収納スペースを確保、バリアフリー対応、壁厚分約100ミリの空間有効利用、などに配慮している。また、通常3―4日かかる工期を1・5日に短縮し、施工を容易にした。 なお、販売価格は、セレクトクイーン(SQ)タイプが76万―120万円、ライトセレクション(LS)タイプで58万―95万円。
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