2003年12月04日
三井物産と住友商事は3日、ノルウェーと英国を結ぶ天然ガスパイプライン用高級UO鋼管を受注したと発表した。同パイプラインは全長1400キロメートルに及び、UO鋼管総量は約100万トン。うち、三井物産―新日本製鉄、住友商事―住友金属工業は600キロメートル分、約40万トンを受注したもの。すでに、プロジェクト管理を請け負うスタットオイル社と、鋼管供給にかかわる基本合意書を締結済み。受注金額は約300億円となる。

JFEスチールは3日、最上級の硬さグレードで低温環境での靭性を保証する、建設・産業機械用の耐摩耗厚鋼板「JFE―EH500LE」を開発したと発表した。大型建設機械向けに、複数の需要家で採用が決定している。





新日本製鉄は、エネルギーおよび鉄構海洋エンジニアリング事業で、内容刷新など構造改革を通じ、高収益態勢の構築に取り組む。公共工事抑制を踏まえ、国内主導の事業形態から海外の比重をアップ、東南アジア海域の石油、天然ガス開発や陸上パイプラインなどを狙い、受注を拡大。国内でも橋梁分野でニーズに応じた新製品を拡販する。

 新規事業・製品では電力小売り事業の拡充や、新エネルギーとして燃料電池で10キロワット級電池のシステム開発、ガス・トゥ・リキッド(GTL)や石炭ガス化の高度化技術の開発を加速、早期に商業化を図る。2005年度には、エネルギー、鉄構海洋部門のROSを全社レベルに近づけ、売上高も両エンジ部門で03年度比25%増の1250億円規模(連結)をめざす。



東京地区でH形鋼を扱う商社筋は、12月から持ち込み5万3000円(ベース)、置き場5万円の販売価格を実行に移しつつある。東京製鉄が12月契約でトン3000円値上げし、物件販価は5万1000―5万2000円となったほか、高炉メーカーの今後の値上げも予測されるため。一部特約店でも追随の動きがみられ、今月中にも実現する可能性がある。



関東地区の鉄スクラップ市況が、91年5月以来のH2トン当たり1万8000円に乗った。海外相場の上昇を受け、電炉最大手の東京製鉄が断続的に鉄スクラップ購入価格を引き上げ、他電炉が防衛買いしたことが影響した。東鉄宇都宮工場は、95年11月の工場開設以来初めて2万円に乗せ、地区市況は1万7800―1万8300円で高値寄り推移している。