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2003年12月17日
鉄スクラップの輸出価格が、指標品種のH2でトン2万円を突破した。関東鉄源協同組合が16日行った、来年1月積みの鉄スクラップ輸出入札は、平均落札価格が前回比2000円(11%)高のトン2万100円と過去最高を更新し、計1万6000トンが落札された。鉄スクラップの国際価格が高騰していることが主因。国内価格に影響を与える見通しで、年明けも高原相場が続きそうだ。
東京製鉄は16日、1月契約の販売価格を発表し、条鋼、鋼板類とも全面的に引き上げた。鉄スクラップ価格の高騰と海外の製品マーケットの価格上昇を受け、2カ月連続の全面上げとした。ホットコイルは、建値トン3000円上げベース4万9000円、H形鋼は同2000円上げて5万3000円。「原料、製品の価格は一段ステージが変わったとみるべきだ」(安田英憲常務)との認識で、継続して販価の見直しを図る考え。
JFEスチールおよび中国・広州鋼鉄企業集団の合弁事業会社、広州JFE鋼板有限公司は、2004年1月初旬に設立される見通しである。
両社は、合弁会社の設立に関する現地当局認可を今月5日に取得済み。これを受けて最終手続きを進めているところで、来年1月初旬に第1回董事会を開催する予定。この董事会において、新会社設立および役員人事などを承認・決定する。
両社は、合弁会社の設立に関する現地当局認可を今月5日に取得済み。これを受けて最終手続きを進めているところで、来年1月初旬に第1回董事会を開催する予定。この董事会において、新会社設立および役員人事などを承認・決定する。
鉄鉱石最大手のリオドセ(CVRD)と中国鉄鋼最大手の上海宝鋼グループは15日、2006―2016年を対象とした鉄鉱石の新たな長期契約を結んだと発表した。既存の長期契約と合わせて、2010年にCVRDの宝鋼向け鉄鉱石の供給は年間2000万トンに達する。宝鋼は中国の輸入増を背景に窮屈さが続くとみられる鉄鉱石市場をにらみ、最大手CVRDとの長期、大量の契約で所要量を確保して増産に備える。
関東地区の有力細物小棒メーカー、三興製鋼(本社=神奈川県平塚市、鈴木一郎社長)は、今週からトン1000円の値上げを実施した。鉄スクラップ価格が高騰し、さらに副原料、輸送費などコストアップが続いているため。減産およびビレット輸出を組み合わせて需給を引き締め、価格改善を後押しする。関東地区では他の細物メーカーやベースメーカーも同様に値上げに動いている。原料および需要環境からみて、メーカー各社は来年1月以降も継続して価格改善を進める構えだ。