2004年02月25日
油井管、ラインパイプでスタンダード規格を持つ、API(アメリカ石油協会)の高強度ラインパイプ検討委員会は先ごろ開かれたミーティングにおいて、高強度鋼管であるX90、X100、X120の規格化に関する素案を策定した。早ければ2004年6月に開催されるAPI委員会で採択され、04年中にも商業生産可能な共通規格が決定。高強度鋼管の実用化に向けて大きく前進することになる。

神戸製鋼所は24日、同日開いた取締役会において、犬伏泰夫副社長・鉄鋼部門長の4月1日付社長昇格人事を決定したと発表した。犬伏氏は、昭和40年代入社組では初の高炉トップとなる。また同社にとって営業出身の社長は初めて。水越浩士社長は同日付けで代表取締役会長に就任する。4月1日付でその他役員を含め、新態勢を発足する。

東京製鉄は25日から、鉄スクラップの購入価格を全工場でトン当たり2000円値上げする。変更後の特級価格は以下の通り。

 岡山工場=海上3万円、陸上2万9500円。
 九州工場=海・陸上2万9500円。
 高松工場=海・陸上2万8200円。
 宇都宮工場=2万8500円。

全国小棒懇談会(会長=栗川勝俊・新日本製鉄厚板・建材事業部長)は24日、運営委員会懇親会を東京・茅場町の鉄鋼会館で開いた。あいさつに立った栗川会長は「電炉各社は中国のおう盛な需要による製品や原料価格の高騰を踏まえ、新価格体系を設定する必要がある。中国より割安と考えると5―6万円が目安では。国内の鉄スクラップ価格は中国の電炉製品市況に大きく左右されており、電炉各社は頭を切り替えなければ」と指摘した。

大同特殊鋼は24日、4月出荷分から構造用鋼価格の再値上げを実施すると発表した。上げ幅はトン当たり5000円で、本年初からの値上げ幅は合計トン1万円となる。対象は店売り全般、ひも付き需要家向け棒鋼および磨棒鋼メーカー向け線材。鉄スクラップなど原材料の高騰や調達難に対応し、大幅かつ急激な販価見直しに着手する。