2004年03月25日
海外鉄スクラップ市況が遂に300ドル台(トン当たり)を割り込んだ。韓国のINIスチールは22日、北米西海岸積みのスクラップ入札を行い、4万2000トンをHMS・No.1ベースで299・5ドル(C&F)で成約した。No.2は294・5ドル。バランスは、9対1。

 韓国電炉の海外スクラップ輸入は、2月20日に東国製鋼がシュニッツァーと契約した340ドルが直近のピークでわずか1カ月で40ドル強下落した。この契約を受け、韓国の電炉各社は、24日から計画していた国内スクラップ購入価格の3万ウォン引き下げを前倒しして22日からINIスチール、韓国鉄鋼、東国製鋼などが実施。本格的な下げの局面に入っている。

石油天然ガス・金属鉱物資源機構は24日、同機構が備蓄するフェロマンガンを放出するため、同機構の金属鉱産物備蓄細則に基づいて来月5日、一般競争入札を行うことを、経済産業公報で公告した。売却予定数量は2万6073・5トン。これでレアメタルの国家備蓄放出は98年のバナジウム売却、昨年と今年2月のモリブデンに続き、4度目となる。



日本、タイの鉄鋼産業関係者が官民レベルで話し合う「日・タイ官民鉄鋼対話」の第1回会合が22日、タイ・バンコクで行われた。タイ側が2010年には需要が1500万トンに達する見通しを公表、これに伴って高炉など上工程とインフラ整備を年内をメドに検討していることを明らかにした。日本側による協力と投資も打診された。

 また、熱延鋼板アンチダンピング(AD)措置を半年間中断することも伝えられたほか、日中韓の統計データ整合化に、タイも参画、日本鉄鋼連盟などで調整作業を進めることで合意した。

JFEスチールは24日、東日本製鉄所(京浜地区)の第2高炉の改修工事を完了し同日、2次の火入れを行ったと発表した。総工費は約230億円。内容積は改修前の4052立方メートルから5000立方メートルに拡大した。

メタルワンはこのほど、中国五鉱鋼鉄有限責任公司と包括的提携に係わる覚書を締結した。五鉱鋼鉄は中国最大の国営金属総合商社である中国五鉱集団公司の鉄鋼製品部門。かつて輸入鋼材の窓口として機能していたが、市場経済が深化しつつある中国において積極的に経営戦略転換を計り、いまや鋼材の内販面でも主要プレーヤーとしての地位を築きつつある。