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2004年05月10日
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鉄スクラップ市況、輸出停滞で下落継続
・ NSSC、4-6月積みのFクロム12セント上げ
・ 表面処理鋼板、東京市況続伸ムード
・ 03年度小棒輸出実績、前年度比の2.5倍
・ 新関西製鉄、月次で経常黒字化
・ NSSC、4-6月積みのFクロム12セント上げ
・ 表面処理鋼板、東京市況続伸ムード
・ 03年度小棒輸出実績、前年度比の2.5倍
・ 新関西製鉄、月次で経常黒字化
鉄スクラップ市況は、アジア需要が一時的に減退したことで輸出が停滞し、東名阪地区は連休明け後も下落基調が続きそうだ。年初最高値の3月初旬から断続的に値が下がり、下げ幅は8000―9000円(約30%)に拡大した。ただ、長期的にアジア需要は底堅いとの見方が一般的。「現地の在庫水準が低下するとみられる6月以降に、市況は反転する」(商社)との見方もあり、アジアのスクラップ需要の回復時期が重要となる。
新日鉄住金ステンレス(NSSC)はBHPビリトンとの間で、4―6月積みのフェロクロムを純分1ポンド当たりCIF74セント(純分52%で1トン848ドル)に前期比12セント値上げすることで合意した。95年7―9月の17セント上げ以来の10セント超の上げ。ステンレスのコストを1トン6000円程度押し上げるが、供給側から将来の安定供給の言質を引き出したうえで値上げを受け入れた。供給側は来期も数セントの値上げ意欲を示しており、NSSCではひも付き需要家を含めて製品への転嫁を急ぐ考え。
東京地区の表面処理鋼板市況が続伸する見通しだ。地区薄板流通では、電気亜鉛めっき7万5000円(定尺品、熱延下地)を固めたのに続き、7万7000円に唱えを引き上げている。高炉メーカーの値上げを前提に価格転嫁を継続し、市中価格8万円を視野に入れる展開となっている。
小棒の2003年度輸出実績は前年度比2・5倍の83万5900トンとなった。9割近くを占める韓国向けが1・7倍増え、ほか中国、米国向けも大幅に拡大。アジアのおう盛な需要とともに輸出価格が上伸したため。年度明け後は価格が下落し、やや沈静化の動きをみせているが、アジアの需要環境は堅調であり、米国向けを含め輸出量は一定量は確保されそうだ。
新関西製鉄(本社=堺市、清吾修三社長)は4月から月次経常ベースで黒字転換を果たした。これまで取り組んできた製品値上げに加え、鉄スクラップ価格が調整局面を迎えていることから黒字となったもので、通期(03年10月―04年9月)での黒字化に向け態勢が整ってきた。