2004年07月26日(月)
 東西の小棒市況は、鉄スクラップ価格の反騰を機に基調が引き締まり、一段高の様相を強めている。4―6月は横ばいで動意に欠けたが、メーカーは値上げを継続。商社は口銭確保に向けて唱えを上げている。メーカーの夏期減産から先行き需給はさらにタイト化する見通し。原料高、需給状況から上昇局面を迎えており、8月にはベース6万円市況が形成される公算が大きい。
 日本鉄鋼連盟が中国国家統計局から入手した情報によると、6月の銑鉄生産は1912万トンと前年同月比15・5%増加した。粗鋼生産は2080万トンと13・8%の増加。鋼材生産は2357万トンと17・3%増加した。1―6月の粗鋼生産は1億2475万トンと前年同期比21・1%増加した。
 大阪製鉄(望月志郎社長)は04年度第1・四半期(4―6月)の業績を発表し、連結ベースでの売上高は232億9300万円となった。収益ベースでは営業利益が50億1000万円、経常利益50億2000万円、当期純利益28億3900万円となり、営業利益と経常利益に関してはこの段階で前年度の通期実績(営業利益=49億3400万円、経常利益=47億4200万円)を上回る好業績となった。

 主原料である鉄スクラップ価格が予想より低位で推移する一方、製品価格を維持したことが大幅増益の要因となっている。
 JFEエンジニアリングは23日、中国江蘇省の環境設備エンジニアリング会社、常州三立環保設備工程有限公司(三立公司、資本金約1億6000万円)に資本参加することを決めたと発表した。出資比率は14・9%で、三立公司の親会社である三立国際投資公司から持株譲渡を受ける形で資本参加する。
 三菱商事は23日、本年度から4カ年の中期経営計画「INNOVATION2007―未来を拓く―」を発表し、計画最終年度の2007年度に連結純利益1800億円(03年度実績1154億円)をめざす。中長期的な成長戦略として、金属資源(鉄鋼原料、非鉄金属)など中核ビジネスの徹底強化と将来の戦略分野への対応を推進。ほか連結経営基盤の継続的強化、人材育成・確保を重点キーワードに掲げた。