2004年11月10日(水)
 総合商社5社の2004年9月中間期連結決算が9日までに出そろったが、金属関連部門の純利益は5社すべてが過去最高となった。この結果、5社の金属関連部門の純利益合計は前年同期比75%増の670億円に達した。

 世界の鉄鋼需要の高まりを背景に鉄鉱石・原料炭の取扱量が増加、価格上昇もあって鉄鋼原料事業が好調に推移。鉄鋼製品事業も鋼材価格上昇によりトレードおよび関連事業の収益が改善。また非鉄金属事業は国際相場上昇などの追い風を受けた。
 日産自動車、マツダなど自動車メーカー11社で構成する自動車破砕残さリサイクル促進チーム(ART)は9日、来年初めに施行する自動車リサイクル法21条に基づき、処理が困難な自動車破砕ダスト(ASR)のリサイクル施設、指定引取場所を公表した。

 指定施設は全国で31社35事業所。このうち、26社30事業所は先に公表したTHチーム(トヨタ自動車、本田技研工業など8社)と重複しており、ダストに適したリサイクル施設選定の難しさが垣間見える。
 石油天然ガス・金属鉱物資源機構は国家備蓄するフェロバナジウムを、同機構金属鉱産物備蓄細則に基づいて一般競争入札にかけ、放出する。競争入札は今月19日午後3時から神奈川県川崎市幸区のミューザ川崎セントラルタワーで行われる。今回の売却予定数量は総重量30トンで、入札参加は金属鉱産物あるいは、その原料の供給を受けて生産活動を行っている事業者が対象となる。
 山大興業(本社=堺市築港新町、大西昌彦社長)は、本社第1工場内にあるH形鋼切断穴明け4ラインのうち、H300ミリ以上対応の2ラインをリプレースし、11月から本稼働を開始した。新鋭機に更新したことで、加工能力は月間4500トンから6000トンにアップするが、同社では6500トンをめざしたいとしている。
 特殊線材加工メーカーのサンコール(本社=京都市右京区梅津西浦町14、幸元攻社長)は海外5番目の生産拠点として、ベトナムに電子情報関連精密部品(OA機器関連部品)の生産拠点を開設する。投資額は土地代を含めて約4億5000万円。2005年5月末に工場を竣工し、同年7月から操業開始を予定しており、初年度で4億円、2年後をメドに9億円の売り上げ規模をめざす。