2004年11月26日(金)
 双日のエネルギー・金属資源部門は2007年3月期まで3年間の新事業計画で、石油、ガス、石炭、合金鉄、非鉄金属などに総額1000億円強を投じて収益力の強いポートフォリオを構築する。投融資を通じて事業収益の比率を現行の30%程度から40%まで引き上げる。07年3月期の部門の営業利益は176億円と3年間で110%増加し、このうち金属資源が約50%を稼ぐ。稼ぎ頭の部門として、全社目標の営業利益860億円に20%貢献する計画だ。
 JFE商事ホールディングスが25日発表した2004年9月中間期決算によると、旧川鉄商事の連結純利益は86億4200万円と前年同期比142・1%増加した。JFE商事HDは連結の通期見通しを経常利益で240億円、純利益135億円に上方修正した。鋼材価格の上昇を受けて旧川鉄商事、旧エヌケーケートレーディングの最高益をしのぐ好業績を初年度から計上する見通しだ。
 鉄鋼主力商社8社の2004年9月中間期決算(連結)は全社増収増益となり、過去最高益を更新する企業が相次いだ。国内外の旺盛な需要を背景に販売価格が大幅に上昇したため。また、ここ数年の各社の合理化がフルに効いていることも大きい。下期も堅調な需要が続き、価格も上期ほどではないが上昇を見込む企業が多く、各社経常利益は上期並みのレベルを見込んでいる。

 経常利益は前中間期に比べて日鉄商事が2倍、阪和興業2・3倍、岡谷鋼機2・6倍、カノークス2・3倍など軒並み増加。日鉄商事、住金物産、阪和は過去最高益(阪和は営業利益ベース)を計上した。JFE商事ホールディングスは10月から鉄鋼事業会社がスタートしたが、旧川鉄商事分(連結)の経常利益が前中間期比2倍の131億円となった。
 大手鋼管特約店、扶桑鋼管(本社=千葉県浦安市、江村伸一社長)と、韓国の最大手引抜鋼管メーカーであるYCP(本社=釜山市、鄭賢載社長)との合弁販売会社「YCP&JAPAN」は、韓国ユーザー向け特殊継手で初成約し、来年1月に納入することが決まった。また、同社では現在、アフターマーケット(取り替え)向け自動車用部品をユーザーにサンプル出荷するなど、順調な立ち上がりをみている。
 財務省の2004年10月分貿易統計(速報)によると、輸出は5兆4783億円(前年同月比11・8%増)、輸入が4兆3146億円(同12・6%増)と増加、貿易バランスは1兆1637億円(同8・8%増)の黒字となった。

 輸出は11カ月連続、輸入は8カ月連続、黒字額は2カ月連続の増加を記録した。鉄鋼は全世界で輸出が250万8000トン(同13・6%減)、金額2084億8600万円(同16・6%増)、輸入が58万2442トン(同9・1%増)、543億6300万円(同51・8%増)だった。