2004年12月01日(水)
 住友金属工業は30日、鹿島製鉄所(茨城県鹿嶋市)に溶融亜鉛めっき設備(CGL)と連続式酸洗設備を新設すると発表した。

 総投資額は250億円。新CGLは年間設備能力30万トン、投資額180億円。合金化溶融亜鉛めっき鋼板(GA鋼板)対応の自動車向け専用ラインとする。酸洗設備は能力150万トン、投資額70億円。溶融亜鉛めっき鋼板の需要増に対応するとともに、成長性の高い分野へ薄板品種構成をシフトするのが狙い。両設備とも2005年4月着工、06年秋までに完成する予定。
 日本、タイの鉄鋼産業関係者が官民レベルで意見を交わす「日・タイ官民鉄鋼対話」の第2回会合が、このほど東京・日本橋茅場町の鉄鋼会館で開催された。タイ側は本年1―9月の国内鉄鋼消費が926万トン、前年同月比16・5%増と自動車向けなどで増加していることを説明した上で鉄鋼需要増に伴い、一貫製鉄所など上工程での生産能力増強の重要性を強調、日本への技術協力を求めた。

 通商問題では、日本側はタイの工業規格TISI認証で高抗張力鋼冷延鋼板を追加、認定期限を来年1月10日としていることに対し、世界貿易機関(WTO)基準認証に関するTBT協定に違反する可能性があると改善を要望したほか、熱延鋼板アンチダンピング問題の早期解決を再要請。自由貿易協定(FTA)でも早期合意を促した。
 岩手県自動車販売店協会、岩手県自動車整備商工組合などを中心メンバーとする協同組合岩手オートリサイクルセンター(理事長=今野継男・岩手県自動車販売店協会会長)は、岩手県釜石市の平田地区に廃自動車リサイクル工場を建設した。きょう1日には現地に関係者を招いて、新工場の竣工を披露する。

 岩手オートリサイクルセンターは、「かまいしエコタウン構想」の中核となる事業。2005年1月から本格施行される自動車リサイクル法に対応して、岩手県内一円の区域から発生する廃自動車を適正処理する。
 10月末の国内向け薄板3品在庫(メーカー・流通合計)は、前月比1・1%減の381万4000トンとなった。2カ月連続の前月比減少となり、前年同月比では9・9%のマイナス。引き続き需給タイトの状況を反映する水準となっている。

 内訳はメーカーが168万1000トン(前月比1・6%減)、問屋が77万8000トン(同1・3%増)、全国コイルセンター工業組合が135万5000トン(同1・9%減)。メーカー在庫とコイルセンター在庫は2カ月連続の前月比マイナスとなった。
 日本鉄鋼連盟が30日発表した10月末の国内向け普通鋼鋼材在庫(メーカー・問屋)は前月比1・5%増の545万6000トンとなった。輸出船待在庫は11%増の123万7000トンだった。ともに2カ月ぶりの増加。

 国内・輸出船待在庫をあわせた在庫は3・1%増の669万4000トン。内訳はメーカー在庫が4%増の519万7000トンで2カ月ぶりの増加。問屋在庫も0・3%増の149万6000トンとなり2カ月ぶりに増加した。