2005年03月18日(金)
 新日本製鉄は約44億円を投じる三井鉱山の再生支援を機に、コークス購入量を拡大する新たな長期引き取り契約を検討する。主に中国から輸入している外部調達コークスのスポット比率を引き下げ、長期安定化させるのが狙い。大分のコークス炉新設は引き続き検討する。

 コークス炉の老朽化で生産力が低下するなか、自社生産の維持拡大を軸に外部調達分を長期契約に切り替え、所要量を長期安定的に確保する。
 東京地区の鉄スクラップ市中価格が1000円方続伸した。鉄スクラップを加工処理し電炉メーカーに供給する、一次問屋の鉄スクラップ買値(問屋持ち込み価格)は、指標品のH2(厚さ3―6ミリ)でトン当たり1万6000円前後となった。

 2月初めの直近の底値に比べ3500円方(28%)上伸。昨年11月の水準に値を戻した格好だ。アジアの鉄鋼メーカーが日本玉の引き合いを強め、輸出価格が値上がりしたことが背景にある。
 JFEスチールは、年初から始めたプロジェクト向け鉄骨用厚板のトン1万5000円の値上げをほぼ浸透させた。2005年度上半期に完全浸透を図る。下半期は、原料価格が上昇して、造船、建設機械、産業機械などの旺盛な需要が続くなか、生産枠の確保をめざして、再値上げすることを検討している。
 管工機材、鋼材販売の大手、渡辺パイプ(本社=東京都墨田区、渡辺元社長)は、2005年度(3月期)スタートの新3カ年経営計画「ビジョン07」を策定した。

 同計画は「新たな成長に向けた拡大と進化」をテーマとし、05年度以降は(1)拠点ネットワーク(2)事業活動(3)組織・人材(4)経営管理態勢―の4つの領域における進化を実現していく方針だ。
 日本自動車工業会が17日発表した自動車(輸入車を含む新車)国内需要見通しによると、四輪車の総需要は2004年度が582万6000台と前年度から1・0%減少、05年度は593万5000台と同1・9%の増加となった。増減に若干のぶれはあるが、「日本経済の回復を背景に、微増のトレンドをたどる見通し」(小枝至会長・日産自動車共同会長)だ。

 二輪車については04年度が72万6000台と同6・4%減、05年度71万8000台と同1・1%減と推定。