2005年03月30日(水)
 メタルワンは29日、2004年12月期の連結純利益が前年同期比114・2%増の227億円となり、中期経営計画の最終05年度目標150億円を前倒しして大幅超過達成したと発表した。

 売上高は2兆2779億円、19・9%増。増収大幅増益は「シナジー効果、事業再編統合によるグループ会社の収益力向上に加えて国内外の鋼材需要・価格など鉄鋼業界を取り巻く環境が大きく好転したため」(金田守司社長)。

 05年度については「鋼材価格は引き続き堅調に推移するものの、価格上昇ピッチの鈍化などにより利益率が低下する」と予想、収益計画を売上高2兆5000億円、純利益200億円と設定した。
 新日本製鉄は、4月納入分から鋳物用銑鉄の販売価格をトン1万円引き上げるが、顧客の理解を得てほぼ浸透した。原料高や大幅に上昇している国際価格差解消などを背景とした今回の値上げは完全に実施できる見込み。需要環境は自動車向けを中心に堅調で同社もフル生産を続けており、採算を確保することで引き続き安定供給に努める。
 東京製鉄はきょう30日入荷分から、全工場で鉄スクラップ購入価格をトン当たり500―2000円値上げする。変更後の特級価格は以下の通り。

 ▽岡山工場=海上・陸上2万8500円。
 ▽九州工場=海上・陸上2万7000円。
 ▽高松工場=海上・陸上2万6500円。
 ▽宇都宮工場=陸上2万7000円。
 阪和興業は29日、2月末の輸入材岸壁在庫をまとめた。それによると、2月末の岸壁在庫は東西両地区トータルで33万9000トンと前月比1万トン、3%増。在庫の増加は昨年11月以降、4カ月連続。前年同月対比では13万3000トン、64・5%増。冷延コイルを中心に新規入着が増加、これが全体の在庫増につながった。
 エヌケーケー条鋼(折井晃社長)は減産を強化する。4月は、5月連休明けを視野に入れた先高観から、手当ての動きが出始めるとみているが、生産は3月と同等の水準に抑制。引き受けカットも継続して、「4月末に歯抜けが出るほど絞っていく」(条鋼営業部)考えで、マーケットの需給改善をめざす。