2005年07月04日(月)
 経済産業省はこのほど、2005年度第2四半期(7―9月期)特殊鋼需要見通しをまとめた。それによると特殊鋼需要量(熱間圧延ベース、月平均)は国内、輸出合わせ170万7400トン(前期比2・9%増、前年同期比4・9%増)と策定された。

 国内向けは中間決算期となる自動車が完成車生産の増加を見込み、前期より0・7%上回ると予測したほか、産業機械や工事受注の最盛期となる建設需要などによって前期比微増とした。

 輸出向けはアジア市況の軟化からステンレスは減少するものの、最もウエートの大きい高抗張力鋼が前期減少の反動で前期より22%の大幅増となり、増加を見込んだ。
 鉄鉱2位の英リオ・ティントは1日、西豪州ピルバラ地区の新規鉄鉱山、ホープ・ダウンズの権益50%を取得することで豪資源会社のハンコック・プロスペクティングと合意したと発表した。

 両社で折半出資の合弁形態で開発し、リオ・ティントが持つ港湾、鉄道などのインフラを利用して出荷する。370キロメートルの鉄道や港湾を建設するハンコックの当初予定に比べて開発のリードタイムが早まる可能性がある。世界的に需給がひっ迫するなかで年産3000万トンの大型ソースの開発が動きだす。
 内外スチール(本社=大阪市中央区、山田弘文社長)は、2005年4月―08年3月の中期3カ年計画を明らかにした。計画では最終年度の08年3月期に、販売数量で年間9万8000トン、売上高76億6500万円、経常利益2億3000万円をめざす。

 具体的には小口リテールの営業機能と、水島事業所(岡山県倉敷市)のコイルセンター機能を発揮し、発生品から一級品までを幅広く手掛けることで、顧客にきめ細かく対応していく方針。投資については広幅コイルの加工を目的に、中古設備の増設を検討している。
 鉄スクラップ市中価格は弱含んでいる。鉄スクラップを加工処理し電炉メーカーに供給する、一次問屋の鉄スクラップ買値(問屋持ち込み価格)は、HSでトン1万3500円前後、H2で同9500円前後、H3で同8500円前後。2003年9月の水準まで値下がりした。

 海外市場では反発の兆しが出てきたが、国内は電炉各社の夏季減産で需要は減少するもよう。目先は弱基調が続く公算が大きい。
 中部鋼鈑(成田健一郎社長)はこのほど、厚板生産における下工程を一貫管理する新システムの構築に着手した。納期管理の徹底や顧客サービスの向上を図ることが主目的で、約3億円を投じ2006年度末での立ち上げをめざす計画。