2005年08月03日(水)
 新日本製鉄と韓国のPOSCOは2日、戦略的提携契約を5年間延長することで合意したと発表した。提携以来の5年間で研究開発、技術交流、原料購買など多面的な分野で実績を挙げており、提携を延長して協力関係を深化、拡大する考えで一致した。

 現時点で具体的な新テーマはないが、市場環境に応じて両社に利点となる案件を加える。先進技術などで優位にある両社が協力関係を強めることで、中国など需要の拡大、巨大メーカーの誕生など大きく変化する世界鉄鋼市場で競争力を強化する狙いだ。
 米国鉄スクラップ価格が急騰している。AMM(アメリカン・メタル・マーケット)によると、8月の米国ファクトリーバンドル価格(新断相当)は、前月比47ドル高の1ロングトン当たり205ドルに値上がりした。夏場の品枯れ期で鉄スクラップの発生量が減少していることが要因。

 指標となる米国自動車メーカーの払い出し価格は大幅に切り上がっており、アジア向け米国鉄スクラップ価格はようやく回復してきた。
 政府は2日、日本の産業・文化を支えるものづくりに携わる人材の意欲高揚と社会的存在の周知を図るため創設した「ものづくり日本大賞」の第1回受賞者を発表した。

 鉄鋼・金属関連からは、内閣総理大臣賞に、現代の名工(熱間圧延工)として神戸製鋼所・神戸製鉄所の山下數信氏が選ばれたほか、優秀賞に日立金属の「鉛フリーはんだボールの革新的製造技術」が選考された。表彰式・祝賀会はあす4日、内閣総理大臣官邸で開催される。
 日本鉄鋼連盟が2日発表した6月の鉄鋼貿易実績によると、1―6月の普通鋼鋼材輸出量は1239万5000トンと前年同期比7・0%減少した。主力の熱延コイルが8・7%減ったほか、亜鉛めっき鋼板も8・5%減少するなど薄板類が減少。特殊鋼輸出は260万7000トンと2・2%減少した。
 JFEスチールは2日、従来の高炉スラグを使用したヒートアイランド現象抑止舗装用保水材と比べて、吸水能力が高く、施工後の性能持続性にも優れた高保水タイプの保水材「ロードクール」を開発し、今夏から本格的に販売を開始すると発表した。

 「ロードクール」は、保水材に鉄鋼副産物である高炉スラグを使用したエコ材料で、雨水を短時間で効率的に吸収し、降雨時に雨溜りができにくい。原料配合を最適化したことで、同社従来の保水材に比べても吸水能力が高い。