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2005年08月11日(木)
中山製鋼所(神崎昌久社長)は、棒線部門が十数年ぶりに黒字化する見通しとなった。本年4月に棒線製造部門を切り出し、新日本製鉄との共同出資で新会社「NS棒線」を設立したが、これによる生産性の向上が寄与し、本年度上期(4―9月)の黒字化がほぼ確実となっている。
東京地区電炉メーカーの鉄スクラップ購入価格は、東京製鉄の大幅値上げにより1500―2000円方切り上がった。地区電炉メーカーの鉄スクラップ購入価格は、H2でトン2万500―2万1000円どころ。8月初めの安値と比べ2500円(13・6%)高くなった。9日の東京製鉄の大幅値上げ(宇都宮工場で3000円上げ、特級2万2500円)が影響し、地区電炉メーカーは追随値上げに踏み切った。
機械メーカーのモリタはこのほど、ヘビースクラップのH2までを処理可能な破砕機「モリタ・シュレッダーTH―3500」を開発したと発表した。従来の設備では馬力や強度の関係でH2を処理することができなかったが、良質な鉄スクラップの安定供給に対する鉄鋼メーカーの需要に対応。厚さ6ミリ、幅500ミリ、長さ1・2メートル以下の母材を破砕処理し、高品質な鉄スクラップに加工することができる。
薄板市況は、弱含みのまま8月後半に入りそうだ。市場では在庫調整の進展に厳しい見方が多く、引き合いも小口化しているため。当面、安値回避の動きをどこまで維持できるかが、市況動向を左右する。
関西地区の厚板の定尺市況は8万円(トン当たり、19ミリ厚の3×6幅、SS材)どころで弱横ばいで推移しているが、荷動きも回復傾向にあり、扱い特約店は現状価格からの安値対応を回避しつつある。結果、市況も底入れムードとなっている。旧・盆休み明けの東京製鉄の9月契約価格の動向によっては、流通各社は強気の販売に転じたい意向。