2005年09月16日(金)
 JFEスチール東日本製鉄所(今村晴幸所長)は、高付加価値品の比率を高める方針。現在高付加価値品(オンリーワン・ナンバーワン商品)の生産比率は本年度下期に20%と年々上昇しているが、来年度スタートの新中期計画の中でさらに引き上げ、30%程度を目標に置く案を検討している。

 千葉、京浜両地区に顧客対応の研究所施設を新たに設置。生産ラインでは連続式酸洗設備の2006年度導入で薄板の品質対応を強化、ほか鋼管など各品種で商品およびプロセス開発を進め、高付加価値化を図ることで収益力を向上させる。
 韓国の鉄筋メーカーは、市況の混乱要因だった中国からの安値輸出に規制(月間3万5000トン)を設けることで合意。これに合わせ17日からの旧盆休み3日間にさらに1日を加え4日間の操業休止に入る。9月全体の生産量は、74万6000トンと8月比4%強の減産になる。

 また8月末のメーカー在庫が14万5500トンと7月末比半減するなど市場環境が改善しており、INIスチール、東国製鋼などが9月から割引幅を3万ウォン縮小させて実質値上げに踏み切るなど販売姿勢の強気改善も表面化している。

 大手では、旧盆休みでの減産をテコに月内にも残りの割引枠2万ウォンの撤廃を検討しており、本格的な市況回復に向かうとの観測も出ている。
 新日鉄住金ステンレス(NSSC)は15日、ケミカル山本(広島県、山本正登社長)と共同開発したステンレス中のマンガンを検出するYM式マンガンチェッカーの改良版として「YM式マンガンチェッカー(プロ用ペンシル型)」を商品化したと発表した。

 発売されるマンガンチェッカー(プロ用ペンシル型)は、従来のマンガンチェッカー(普及版)の電解・発色液の組成を見直すことで、検査時間と同コストを低減。さらに検査用具一式を収納する携帯バッグにより、腰のベルトに装着して検査作業ができ、機動性、作業性を向上させた。
 ニッコー(本社=神戸市中央区、有働英司社長)はトルコや韓国を中心に電気炉、集塵関連設備の工事を受注、据付工事に取り組んでいるが、このほど韓国・INIスチールの70トン電炉のEBT(炉底出鋼)化工事を完了、稼働を開始した。またトルコでもチョラコグル社の250トン電炉で集塵設備の設置工事を推進、来年夏の完成をめざしている。
 東京地区電炉メーカーの鉄スクラップ購入価格は、輸出価格の上昇により下値が切り上がる公算が大きい。地区電炉メーカーの鉄スクラップ購入価格(H2)は、トン2万1000ー2万2500円前後。

 先に行われた関東鉄源協同組合の10月積み鉄スクラップ輸出入札が、前月比150円高のFASトン2万3300円と国内価格と比べ割高となったため。足元は、輸出向けの配船が集中しており、需給はタイト感が強まっている。