2005年09月20日(火)
 新興鉄鉱業の豪フォーテスキュー・メタルズ・グループ(FMG)は年内に西豪州ピルバラ地区で港湾、鉄道建設などの鉄鉱石出荷用のインフラ整備に着手する。経済的可採埋蔵量10億トンを対象に開発を進め、当初年産4500万トン態勢で2007年後半にも出荷を開始する計画。

 中国をはじめとして今後も需要が伸びると見て、操業開始から5年後をめどに6000万トンに拡張する方針を決めた。需給が窮屈ななかで開発を急ぎ、大手3社の寡占市場に代替ソースとして新規参入する考えだ。
 住友金属工業と住友商事は、アラブ首長国連邦のNPCC社と、仏国のテクニップ社とのパイプライン建設共同企業体から、カタールにおけるLNG用UOE大径管を受注した。契約金額は約112億円。

 これは、カタールにある世界最大級のLNGプラントに供給される天然ガスを運ぶパイプライン用。カタール国内向けUOE大径管では、過去最大規模の受注案件となる。
 日本鉄鋼連盟が16日発表した8月の全国粗鋼生産量は前年同月比1・7%減の923万4000トンと、2カ月連続で前年実績を下回った。電炉各社の夏季減産強化に加え、高炉各社も汎用品を中心とした輸出削減策などにより生産を抑える動きにある。

 1日当たりの粗鋼生産量は29万7900トンで、前月比6300トン減。炉別生産は転炉鋼が前年同月比0・4%増の712万3000トン、電炉鋼が同8・4%減の211万1000トン。電炉鋼は7カ月連続の前年比減。転炉鋼は6カ月連続で前年実績を上回ったとはいえ、わずかの伸びにとどまり、前月比では1%減少した。
 三井鉱山は16日、石炭、コークス事業への経営資源集中などを柱とする2005年度から4カ年の中期経営計画、MMルネッサンスを発表した。

 新日本製鉄、住友商事などの支援を受けてコークス炉など主力事業を拡充し、安定的に収益を上げられる態勢を作る。最終08年度の純利益は99億円と05年度見込みの11倍に拡大し、08年度にも復配したい考えだ。
 ティッセン・クルップ・スチール(TKS)はこのほど、従来車より24%軽量化し高強度を確保した「ニュースチールボディ」を設計開発し、自動車メーカーの次期開発車への適用を図る。

 同社と提携するJFEスチールは自動車メーカーへの鋼材・加工法などを提案する合弁会社(東京)を同社と設立し、自動車対応を加速。日欧自動車メーカーは低燃費化と安全性向上を両立させる高張力鋼材および最適構造設計を求めており、今回開発のホワイトボディを加えて、両社は新型車開発に初期段階から参画していく方向だ。