2005年09月22日(木)
 国内トップクラスの引抜鋼管メーカーの旭鋼管工業(本社=埼玉県草加市、若林毅社長)、新日本製鉄、三井物産、三井物産(香港)有限公司の4社は21日、中国・広州市に自動車用引抜鋼管の製造・販売事業会社を設立すると発表した。

 総投資額は6000万元(約9億円)で、生産能力は年間約5000トン。広州に進出している日系自動車メーカーが現地調達(自動車生産台数は50万台見込み)に踏み切った場合、広州の自動車用引抜鋼管需要は年間5000トンと言われ、これをカバーできる能力を持つ。

 五十鈴グループ(鈴木貴士代表)の2005年12月期連結業績は、売上高981億円、経常利益26億円と前期実績を上回る見通しだ。自動車関連の需要が好調で、主力とする鋼板加工流通のスチールサービス部門がけん引している。鋼板販売量は116万トンと前年の114万トンを上回る見通し。
 米国際貿易委員会(ITC)は20日、日本、韓国、台湾製のステンレス突合せ溶接鋼管継ぎ手のアンチダンピング(AD)課税の措置後5年の見直し(サンセットレビュー)で、AD継続を最終決定した。措置を撤廃した場合は国内業界の被害再発につながるとして5年間の継続を決めた。
 国際鉄鋼協会(IISI)が20日発表した8月の生産実績によると、61カ国の粗鋼生産量は9143万4000トンと前年同月比6・1%増加した。中国は3045万6000トンと26・8%の増加。欧州、北南米などでは減産を続けており、中国を除く60カ国は1・8%の減産だった。

 1―8月の61カ国生産は7億2898万トンと前年同期比6・9%増加。中国は2億2485万トンと28・2%増加した。
 メタルワンは国内の流通再編に向けての取り組みを加速する。マーケット構造の健全化を図りつつ、メタルワンとしての販売力、存在感をさらに高めていくことが狙い。

 メタルワン・グループ内の流通整備がほぼ完了したことから、グループ外とも連携しながら、薄板、厚板、特殊鋼、鋼管、建材など全分野において具体策を前向きに検討していく。