2006年01月31日(火)
 経済産業省は30日、2005年度第4四半期(06年1―3月期)鉄鋼生産計画の集計結果を発表した。粗鋼生産量は2794万1000トン(前期比2万5000トン、0・1%増、前年同期比17万9000トン、0・6%増)で、同省が昨年末に策定した需要見通し2731万トンを63万1000トン、2・3%上回る。

 粗鋼生産については高炉は薄板3品の在庫調整を継続するものの、自動車やエネルギー関連など需要が好調なことと輸出もプラスに転じることから前期より51万トンレベル増加する。逆に、電炉、特殊鋼は降雪期など季節要因もあって50万トン近く減少する。

 普通鋼鋼材生産ベースでも高炉は国内向けが前期より29万7000トン増、輸出向けが45万5000トン増に対し、電炉は国内向け45万4000トン減、輸出向け2万トン減と下げる。
 2005年12月末の国内向け薄板3品在庫(メーカー・問屋・全国コイルセンター工業組合の合計)は、4カ月連続で前月を下回り、前月比15万1000トン(3・5%)減の427万5000トンとなった。流通在庫がなお高水準ではあるものの、メーカー主体にさらに減少し、全体の在庫調整は順調と言えそうだ。
 ルクセンブルクのアルセロールは29日、蘭ミッタル・スチールの敵対的買収提案を拒否する方針を発表した。

 緊急役員会で検討した結果、ミッタルとは戦略、事業モデル、価値観が違うため、提案内容がアルセロールの株主、従業員、顧客に深刻な結果をもたらすと結論付けた。株主にはミッタルの提案に応じないよう勧告した。
 財務省貿易統計によると、2005年の暦年鋼材輸入(普通鋼鋼材合計、速報ベース)は前年比23%増の423万3000トンとなった。冷延コイルをはじめ薄板類の輸入が大幅に増えたためで、3年連続の前年比増加となった。
 日本鉄鋼連盟が30日発表した12月末の普通鋼鋼材の国内向け在庫(メーカー・問屋在庫、速報ベース)は、前月末比4万トン、0・7%減の555万トンと、2カ月連続で前月末実績を下回った。

 輸出船待ち在庫は同5万7000トン、5・8%減の91万8000トンで、同じく2カ月連続の減少。トータル在庫は同9万7000トン、1・5%減の646万8000トンとなった。