2006年04月10日(月)
 日本の商社、鉄鋼メーカー情報によると、中国政府はコークスの輸出許可証(EL)627万トンを追加発給した。1月に続く第2弾で、合計1222万トンになる。早期に輸出枠が確定したことで、先行きEL要因の供給不足リスクは消える。

 中国コークスの輸出単価は安値修正でFOBトン135ドルから上昇基調で推移しているが、実需を大きく上回る生産余力を抱えるなか、上げ余地は限られるという見方が一般的だ。
 米国際貿易委員会(ITC)は6日、日本とルーマニア製の継目無鋼管輸入のアンチダンピング(AD)課税を5年間継続する決定を下した。

 5カ国を対象としたADの措置後5年の見直し(サンセットレビュー)で、チェコ、メキシコ、南ア製の輸入は国内業界への被害再発の恐れがないとして撤廃する。日本製で68%以上の上乗せ関税が継続することになる。
 中国・華東地区の鉄スクラップ価格が続伸した。2月上旬と比べトン250元(約3500円)上昇した。

 1―3月の不需要期を脱したことに加え、在庫調整にめどが付いたため。今のところ日本玉に対する引き合いはみられないが、アジア地区の相場をけん引する中国市況が好転したことで、日本の相場を下支える要因となりそうだ。
 東鋼業(本社=埼玉県八潮市、鵜川温社長)は、埼玉りそな銀行など5つの銀行から総額25億円の融資を受け、2006年3月末で債務超過を解消した。同社は営業利益ベースで3億円を確保し、20億円の債務を10年間で返済するとともに、合理化および技術開発分野で投資を実施して、企業体質を強化する。
 石油資源開発は6日、仙台市から福島県いわき市を結ぶ海底ガスパイプライン(約160キロメートル)の建設に向け、沿岸の自治体や漁業関係者と協議を始めると発表した。実現すれば国内初となる。投資額は未定だが、陸上に敷設する場合に比べ半分程度のコストで建設できるという。