2006年05月10日(水)
 新日本製鉄が22%を出資する鈴木金属工業(佐藤眞樹社長)と住友電気工業の100%出資子会社である住友電工スチールワイヤー(SSW、高椋晴三社長)は9日、両社のステンレス鋼線事業を統合し、新会社を設立することで基本合意したと発表した。

 今後、細目を詰め、来年4月2日統合予定。これにより業界第1位の日本精線と肩を並べるステンレス鋼線メーカーが誕生する。
 ボルトメーカーの竹中製作所(本社=東大阪市菱江178、竹中弘忠社長)は、9月末で恩加島工場(大阪市大正区)を閉鎖し、同工場の六角ボルト製造ラインを本社工場内へ移設する。

 従来2工場体制で生産してきたが、1カ所に集約化することにより、生産効率アップを図る。同時に生産設備を更新し、精密鍛造部品への特化を進め、製品の一層高付加価値化をめざす。
 大阪地区のSUS304系(18クロム―8ニッケル)ステンレススクラップ市中価格は続伸、トン当たり1万5000円方上昇した。ニッケルのLME相場が3月末から急騰していることを受け、国内ステンレスミルが5月からの購入価格を1万―1万9000円値上げしたため。

 地区内のステンレススクラップ市中価格は4月中旬にも1万5000円方上昇しており、約半月の間に計3万円方切り上がっている。
 名北工業(岐阜県美濃加茂市蜂屋町上蜂屋中部台地2街区1、福西康和社長)は、本社工場西側の隣接地(約1万7000平方メートル)に建設を進めてきた第2工場(建屋面積3300平方メートル)が完成すると同時に、本社工場にSTC炉1基を増設、また伸線機2基を更新し、このほど本稼働を開始した。

 自動車関連ユーザーの増産要求に対応する一環として増強したもので、構内を含めた物流改善も図っていく。
 愛知亜鉛鍍金(愛知県春日井市松河戸町4170、杉本雅英社長)と子会社の静清亜鉛(静岡県富士市、同社長)は、主要原材料の亜鉛地金がさらに高騰を続けていることから、亜鉛めっき加工賃を5月21日入荷分からトン当たり1万円値上げする。本年に入って2回目の上げで、亜鉛の異常な値上がりを受けて是正に踏み切る。