2006年08月17日(木)
 新日鉄エンジニアリングは、海外の海洋・エネルギー分野でオイルやガスを精製する際の大型中核施設の製作・据え付けに新規参入する。これまではオイルやガスをくみ上げる周辺施設の製作・据え付けを行ってきたが、大型中核施設に乗り出すことで沸騰する地下資源需要に対応する。

 2006年度を初年度とする3カ年の中期経営経計画では、最終年度の08年度に海外の海洋・エネルギー分野で400億円の連結売上高をめざしているが、中核施設を手がけることで、5―10年後には売上高倍増を視野に入れる。
 日本製ブリキ・ティンフリーに対する米国のアンチダンピング(AD)措置が5年間継続する方向がほぼ固まった。米連邦巡回控訴裁判所(CAFC)が日本に有利な決定を覆し、AD課税の正当性を認める決定を下したためだ。

 日本側は米連邦最高裁に上訴する道が残されているものの、過去の例から通商案件を最高裁が受理する可能性は乏しいという。2000年から続き、日本側が一端逆転した係争は、結局米側に有利な形で決着する可能性が濃厚だ。
 2006年1―6月の転炉・電炉鋼の鉄スクラップ消費量は、半期ベースで2期ぶりに2000万トンを突破した。転炉鋼の消費が04年1―6月以来2年ぶりに500万トンを割り込んだものの、電炉鋼は04年7―12月以来3期ぶりに1500万トン台を記録した。また、転炉・電炉鋼の消費は、国内総消費量の82%を占めた。
 英情報サービスのMEPSが15日発表した見通しによると、2006年の世界の粗鋼生産量は12億1500万トンと前年比7・5%増加する。5年連続で5%を超える率で増える。中国は4億750万トンに16・7%伸びる。

 07年も供給増傾向が続くものの、価格上昇による仮需がなくなり、先進国で再び在庫削減機運が出るなどで、過去数年間よりも緩やかな伸びにとどまると見ている。
 引抜鋼管メーカー、羽田パイプ製造所(本社=東京都大田区、野口広社長)の中国合弁企業である大連羽田鋼管有限公司は、2006年3月末の移転・稼働後、月間生産量は約300トンと漸増しており、今秋をめどに生産を倍増させて、本格稼働に入る。

 大連羽田では、従来の中国向けに加えて、北米および欧州向け輸出をスタートするほか、羽田パイプ製造所へのOEM供給も視野に入れていく。