2006年11月10日(金)
 中国最大手のエネルギー会社・CNPC(中国石油天然気総公司)グループ主導による中国大規模パイプラインである、西気東輸プロジェクトの第2次計画が2006年10月、中国国家経済発展改革委員会から許認可を受け、07年から始動することが正式に決まった。

 鋼管は高強度X80グレードの採用が有力で、幹線部分だけで260万トン以上の鋼管が必要とされ、うちUOE大径管は160万トン。中国初の高強度鋼管大型商談となり、UOE鋼管の素材である厚板を含め、日本ミルにも大きなインパクトとなる。
 JFEエンジニアリング(斎藤脩社長)はこのほど、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)と共同で、下水汚泥固体燃料化技術の研究開発に着手した。バイオマス(生物資源)のエネルギー高効率転換技術開発、エネルギー転換要素技術開発の一環で、表面固化処理技術に関する研究開発などを行う。
 新日本製鉄が9日発表した10月末のときわ会H形鋼全国在庫は前月比3・4%減の25万9800トンで、7カ月連続減少した。

 在庫が26万トンを下回るのは昨年12月以来。全国的に引き合いが強まり、出庫が15万5500トンと11カ月振りに15万トンを超えたことから在庫が減少した。在庫率は1・67カ月。新日鉄は「(需給が)引き締まり始めた。

 在庫はほぼ適正水準」との見方を示し、今後も需給を注視しつつ、現状の需給バランスを維持していきたい考え。
 新日鉄住金ステンレス(NSSC)は9日、10―12月積みのフェロクロムの購入価格を3・8%引き上げることでスイスのエクストラータと合意したことを明らかにした。

価格は3四半期連続で計22%上がり、2005年4―6月の過去最高値に並んだ。双方の主張の隔たりで交渉は積み期の半ば近くまでずれ込んでいたが、欧州での値上げ決着が確実になり、NSSC側が長期の安定調達を重視して受け入れた。

クロム分18%のステンレス鋼種でトン1400円余りのコストアップに相当し、今後製品価格の上昇要因になりそうだ。
 日新製鋼は9日、ニッケル系冷延ステンレス鋼板(SUS304ベースサイズ、2ミリ)の店売り向け販売価格を11月契約分(2007年1月出荷)からトン7万円値上げすると発表した。

 ニッケルなどの原料連動価格を6万円、ベース価格を1万円それぞれ引き上げる。これで3月契約分からの累計値上げは21万5000円となる。

 クロム系冷延鋼板(SUS430ベースサイズ)についても、市中在庫が減少傾向にあり、需要も高水準にあることからベース価格を11月契約分から1万円値上げする。