2007年01月17日(水)
 関東地区の鉄スクラップ相場に先高観が出てきている。関東鉄源協同組合(理事長=渡辺淳・丸和商事社長)が16日に実施した2月積み鉄スクラップ輸出入札(H2)の平均落札価格が組合設立以来最高値のFASトン3万2183円となった。

 韓国向けの新規輸出成約価格が上昇していることが背景として考えられる。この結果は、今週に入り一部で小幅下落した地区炉前価格に影響を与えることは確かだろう。
 インド国営鉄鋼大手のスチール・オーソリティ・オブ・インディア(SAIL)は、年間粗鋼生産量を現行の1460万トンから4000万トンに2020年までに拡大する。投資金額は200億ドル以上。ラム・ヴィラス・パスワン鉄鋼相が先週末に明らかにした。
 鉄鉱最大手の伯リオドセ(CVRD)は15日、2007年度積み高炉用ペレット価格を前年比5・28%引き上げることで新日本製鉄、JFEスチールなど日本の高炉大手と合意したと発表した。
 新日本製鉄が16日発表した昨年12月末のときわ会H形鋼全国在庫は前月比0・1%減の25万6700トンとなり9カ月連続で減少した。

 在庫率は1・8カ月。年末休みにより稼働日が少なく出庫は14万2600トンで前月より5・6%減少したものの、メーカーが継続する引き受け削減により東京で前月比9・4%減、名古屋で11・3%減となるなど入庫も減少。  入庫、出庫双方が減少したことから前月比ほぼ横ばいとなった。今後も需要は強基調が見込まれることから、ときわ会在庫は安定的な推移を続けていくものとみられる。
 【福山】JFEスチール西日本製鉄所・福山地区の第4溶融亜鉛めっき鋼板ライン(CGL)が16日に営業運転を開始した。

 自動車外板用の合金化溶融亜鉛めっき鋼板(GA)専用ラインである第4CGLは年産能力60万トン、投資額約180億円。同社としては自動車メーカーからの品質認証取得を急ぎ、設備の垂直立ち上げに全力を投入する考えだ。