2007年01月29日(月)
日新製鋼・呉製鉄所(所長=南憲次常務執行役員)は熱間圧延ミルのリフレッシュ投資を決定した。第1弾として約50億円を投じ、2008年度内をめどに粗圧延機のモーターを更新して圧延能力を引き上げる。

 第2弾となる冷却床延長の検討に着手しており、さらに次のステップとなる加熱炉の能力増強も視野に入っている。特殊鋼やステンレスなど戦略品種の比率引き上げに伴う熱延ミルの生産効率低下を補い、供給能力を維持・強化するのが狙いだ。
 韓国のPOSCOは浦項製鉄所に年産40万トンのステンレス冷延ミルを新設する。市場環境の好転を受けて、2年前に棚上げした計画を復活し、2009年に操業を開始する。既存設備の扱いは未定で、能力が純増になるかどうか決まっていないという。中国の製鋼、熱延工程の立ち上げや垂直分業による他社との連携策などと合わせて、戦略製品に位置づけるステンレス事業を強化する狙いだ。
 阪和興業は2007年度の中期経営計画で、鉄スクラップの年間取扱量を今年度比30%増の約130万トンに設定している。国内電炉メーカーへの供給量拡大を第一に考え、輸出に関しては増量、新たな拠点を視野に入れている。足元は、地場の鉄スクラップディーラーと連携していく姿勢だ。
 関西地区の冷延薄板の定尺市況は1000円程度上伸し、8万円(トン当たり、1ミリ厚の3×6幅、コイルセンター出し値)となった。同製品の市況の8万円の回復は昨年7月下旬以来、約半年ぶりのこと。地区の冷延の需給は一段とタイトとなっており、当面、市況はジリ高で推移する見通しだ。
 佐久間特殊鋼(本社=名古屋市緑区浦里5―250、佐久間貞介社長)は、業容拡大に対応するため浜松支店(静岡県磐田市合代島1210新平山工業団地)に建設を進めてきた部品倉庫と新事務所が完成し、今週から業務を開始する。