2008年06月12日(木)
 関東鉄源協同組合(理事長=渡辺淳・丸和商事社長)が11日に実施した7月積み鉄スクラップ輸出入札の平均落札価格(H2)は、前回比1600円高のトン6万6450円(東京湾岸・FAS)となり、6カ月連続で過去最高値を更新した。

 1年前と比べ約3万円(約88%)上昇しており、世界の鉄鋼需要増が鉄スクラップ価格を押し上げている。落札数量は前回比5000トン増の1万トン。
 住友金属工業が現代ハイスコなど韓国リロールメーカーと進めていた7―9月積みのホットコイル商談がFOB1000ドルで決着した。すでに新日本製鉄が同じ7―9月積み商談をFOB1000ドルで決めており、これに次ぐもの。アジアのホットコイル市況は1―3月積みに比べ半年間でほぼ2倍の水準。
 大同特殊鋼は11日、従来の熱間工具鋼・SKD61と比較して熱伝導率が約2倍で、かつ材料強度が高く、耐熱性に優れた画期的なダイカスト金型用鋼「DHA―Thermo」(特許3件申請中)を開発し、7月に発売すると発表した。

 国内初の高熱伝導率タイプの高硬度ダイカスト金型用鋼で、金型を速く冷やすことが可能なことから、鋳造サイクルタイムが10%短縮でき、生産性アップに大きく寄与。また製品品質向上、金型の長寿命化を図ることができる。
 新日鉄住金ステンレス(NSSC)は11日、国内店売り向けニッケル系冷延薄板と厚中板の6月契約価格について、前月比トン5000円引き下げると発表した。原料のニッケル価格が下落したため、販売価格に反映する。ベース価格は据え置き。これにより、今月の冷薄カットエッジコイル価格(板厚2・0ミリ以下)は51万円となる。
 関係筋によると、鞍山鋼鉄はこのほど、8月積みの日本向けのホットコイル価格を110ドル程度引き上げ、1130ドル強(トン当たり、C&F、円換算=12万1791円)とすることを日本の取引先に通達したもようだ。