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2009年09月09日(水)
 高炉メーカーが進めていた10―12月積みのアジア向けブリキ輸出商談が今週初めまでに7―9月比おおむね120―130ドルの値上げでまとまった。貿易関係筋によると価格はCIF1000ドルを超えるレベルになっており、一部には同1100ドルを上回るものもあるようで、ブリキマーケットの価格好転が鮮明になっている。
 国内高炉メーカーと韓国造船大手との2009年度下期(10月―10年3月)の造船用厚板商談が一部で決着し始めているもようだ。なおも交渉を進めている状況であり、内容についても明らかにしていないが、価格水準はおおむねFOB600ドル台前半と、上期(4―9月)比横ばいからやや値上げで落ち着くものとみられる。
 経済産業省は鋳造、鍛造、金型など素形材産業に関して、金属ガラス、マグネシウム鍛造部材などの国家プロジェクトによる研究開発、ものづくり中小企業製品開発など支援事業を通じた製品開発や人材育成を打ち出し、体質・競争力の強化を図る。

 金属ガラスでは革新的部材技術開発として2010年度概算要求で4億4000万円(前年度比30%増)を、マグネシウム鍛造部材で2億3000万円(同10%減)を要求、将来的な競争力の源泉に育成する。

 一方、製品開発でも、ものづくり中小企業製品開発支援を09年度補正予算に続いて10年度当初予算に盛り込み、補助金により開発を加速。環境面でも同産業での温暖化対策、省エネ対策を支援していく。
 大同特殊鋼はステンレス線材の9月契約について、ニッケル系を現行価格比トン当たり6万円(15―20%)、クロム系を同5000円(2―3%)それぞれ引き上げる。

 直近の原料価格が上昇していることから、製品価格に反映する。ニッケル系線材は6月契約以来2期連続、クロム系は昨年5月契約以来、1年4カ月ぶりの値上げ。
 宝機材(本社=岐阜県瑞穂市)はハイテン鋼を使用した「LSハイテングレーチング」の拡販を計画している。従来の鋼製グレーチングよりも軽く、施工・メンテナンスが楽なことから、市場拡大が期待される。計画では同製品の売り上げを今期(2010年8月期)が前期比2億円、66・6%増の年間5億円、13年8月期には年間10億円とし、主力製品に育成する。