2010年12月16日(木)
 新日鉄住金ステンレス(NSSC)は15日、錫(Sn)を0・3%添加することによりニッケル、モリブデン、銅を含有しない16%クロム系ステンレス「NSSC―FW2」を開発・商品化したと発表した。

 一般的なステンレスであるSUS304と比べ加工性が高く、耐食性は同等以上という。レアメタルを40%削減した省資源型高耐食ステンレスとして、SUS304(18%クロム―8%ニッケル)からの代替を狙う。
 丸紅の金属部門は今後5年間で3000億―5000億円規模を投じ、銅、石炭、鉄鉱石などの権益を拡大する方針だ。

 石炭は既存事業の拡張に加えて、新たな権益を取得し、2015年時点で権益を最大年間1500万トンと現状の2倍以上に増やす。鉄鉱石も500万―1000万トンの権益を確保したい考え。銅権益を倍増するほか、鉱山業により踏み込む。資源事業投資の基盤を強化し、トレードとの相乗効果で、収益を飛躍的に拡大する方針だ。
 JFEスチールは15日、鉄鋼スラグを使った藻場・サンゴ礁造成用のマリンブロックが、インドネシアのサンゴ礁再生の実証実験に採用されたと発表した。日本以外で初の鉄鋼スラグを使ったサンゴ礁再生の試み。これを機に海外での採用を促し、独自技術を使った地球規模の環境維持、改善活動に貢献する考えだ。
 三幸金属工業所(本社=大阪府堺市)は堺市堺区に堺浜工場の建設を進めているが、順調に作業が進んでおり、来年3―4月から稼働させる方針。

 今月から同工場ではスーパージャンボレベラー(東研機械製作所製)の導入作業を開始、1月に設備据付けを完了、2月に電気関係工事を予定、その後試運転を行う。稼働後は全社のレベラー加工量については早急に、現状比5000トン増の月間1万8000トンとし、中期的には同2万トンをめざす。
 海外市況の指標となる米国コンポジット価格は、12月2週時点で372・17米ドル。370ドル台は、今年最高値を記録した4月第2―4週以来約8カ月ぶり。米国では11月下旬の感謝祭明けから、トルコが鉄スクラップ輸入調達を再開したことなどで先高観が急速に強まり、メーカー、シッパーが集荷難に陥ったことで上昇基調に転じた。