推薦の辞
日本鉄鋼連盟会長 三村 明夫
日本の鉄鋼業は、過去2―3年の間、日本経済の停滞とともに需給ギャップに苦しみ、国内外の製品価格も落ち込んだ結果、このままの状況が継続した場合、個々の企業としては生き残れないという瀬戸際の状況まで追い込まれておりました。
しかしながら、昨年来、国内外における合併や提携といった企業再編の動きが加速され、鉄鋼業の構造的な課題であった供給過剰状態の改善に向けたひとつの方向性がみえてきました。さらに中国をはじめとしたアジア市場におけるおう盛な鋼材需要や、一部の国内製造業における堅調な輸出向け需要等が追い風となり、今後一層の鋼材需給の適正化が期待されるところまで回復してきております。
そうしたなか、足下、コイルセンター業界においても、需要産業の海外移転や国内製造拠点の再編といった大幅な環境変化への的確な対応が求められております。このような変革の時期に、コイルセンター業界に身を置く各社の現状および将来展望を1冊にまとめた「コイルセンター企業ファイル」が発刊されることは誠に時宜を得ており、同業界の実情を知り、将来を考えるうえで、大いに示唆に富むものと存じます。
読者の皆様方には、コイルセンターに関する貴重なガイドブックとして御活用いただけるものと確信し、推薦する次第であります。 |
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