2013年5月2日

中国、熱延コイル市況下落 過剰供給 需給が緩和

 中国の熱延コイル市況は、下落局面に入った過去1カ月半にトン384元(約6070円)、8・9%下落した。4月第4週も3945元(3ミリ厚・増値税込)と前週比0・4%安で2週連続下落。他の鋼板や条鋼も続落した。過剰な供給によって需給が緩和。鉄鋼メーカーの値下げ対応も、市況の低下を促している。景気回復と鉄鉱石価格の下落、四川雅安芦山地震の復興などから鉄鋼メーカーの増産姿勢が維持され、供給過剰が続く公算が大きい。

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