2013年10月3日

中国鋼材市況が続落 国慶節後も好転の期待薄

 中国の鋼材市況が続落している。9月第4週の熱延コイル市況はトン3744元(約6万650円、3ミリ厚・増値税込み)と前週比0・2%安で3週連続、計80元(約1300円)下がった。中厚板と線材は5週連続下落。秋の需要期ながら建設など荷動きが鈍く、過剰な鋼材供給が需給を緩めている。1日からの国慶節連休後の景気動向が注視されるが、大型の景気対策は用意されず、需要の大きな伸びは期待されていない。