2013年10月4日

中国・日系コイルセンター、販路拡大で稼働率上昇

 中国の日系コイルセンター(CC)が稼働率を上げている。近年の日系電機の苦戦や反日問題の影響で稼働率が低下していたが、日系自動車の生産回復や新規顧客の開拓が進み、2013年は受注量が増加。減少傾向の電機向けの対策にすでに取り組み、自動車向け拡大や下工程の強化などで成果を上げている。日系含め国内外の自動車メーカーが投資を増やし、日本高炉も中国工場の新設や能力増強に乗り出しており、日系CCは好機をとらえ、拡大戦略を推し進める構えだ。