2013年11月12日

中国鋼材市況が反発 メーカー減産 政策期待で仮需

 中国の鋼材市況が上昇に転じた。先週末の熱延コイル市況はトン3682元(約5万9280円、3ミリ厚・増値税込み)と前週比0・8%高で8週ぶりに上昇。10月以降、鉄鋼メーカーが減産に入り、需給が改善した。週末に開催した共産党第3回全体会議で示される経済政策への期待で仮需も起き、市況は約2カ月ぶりに上昇局面を迎えている。11月も減産が続くとみられ、年末の決算期に向けてメーカーが値上げに向かう可能性もある。