2014年1月8日

中国鋼材市況、横ばい 熱延下げ 冷延・中厚板上げ

 中国の鋼材市況は底ばい。熱延コイル市況は1月第1週にトン3653元(6万3200円、3ミリ厚・増値税込)と前週比0・2%安で4週ぶりに下がったが、冷延や中厚板が上昇し、ハ行性をみせている。政府の経済改革による景気回復と春需に向けた市況上昇が期待され、大手の宝山鋼鉄が1月販売価格を上げている。ただ、過剰供給による需給緩和の状態は変わらず、引き続きメーカーの生産動向が焦点となる。