2014年3月11日

「グローバル車両用軽量素材2014年度アジア会議」 3月26―27日に上海で開催

自動車の軽量化素材に関する国際会議、「グローバル車両用軽量素材2014年度アジア会議」が3月26―27日に上海市のグランドハイアット上海で開催される。日産など日系や欧米系、中国系の自動車メーカーの専門家が軽量素材について講演。中国でも進む自動車の環境対応について最新の動向を紹介する。これまでロンドンやデトロイトで開かれ、自動車業界の専門家が750人以上参加。世界最大の自動車市場である中国では、より多くの参加が見込まれている。

世界的に二酸化炭素排出規制が強まり、自動車各社は燃料効率の高い車両の開発に注力。低コスト・軽量化を追求するが、原料確保や部品会社の製造能力、軽量素材の成型・接合技術などなお課題が多い。同会議は高強度鋼やアルミ、マグネシウム、複合材など軽量素材の調達と設計、応用コスト削減について最新情報を提供し、関連企業を支援する。

講演には、日産の遠藤雅哉・先行車両開発部革新軽量化技術開発グループ主管、マツダの石田恭聡・車両開発本部主幹、いすゞの奥山理志・CVシャシ設計第二部長が登壇。フォルクスワーゲンやGM、フォード、中国の上海汽車やJACの専門家が講演する。

26日はアジアでの軽量素材のコストと調達、性能を検証。素材の選択戦略についてセッションを行う。27日は素材の成形・接合の実際的なソリューションを検討し、電気自動車の軽量化に関するセッションも予定。

問い合わせ=http://www.japanese.global-automotive-lightweight-materials-asia.com/