2014年3月24日

河北省、鉄鋼能力削減へ 大気汚染関連問題、全人代で意欲

 中国政府が3月5―13日に開いた全国人民代表大会で、李克強首相が大気汚染に関連する能力過剰産業の問題解消を主要課題に挙げた。なかでも華北最大の工業地帯である河北省は汚染源としてやり玉に上がり、全人代の場では同省政府の首脳陣が何度も鉄鋼の能力削減への意欲を口にした。国内最大の鉄鋼生産地である河北省の改革は中国鉄鋼業の行く末を占うことになるが、能力削減の計画には、以前から停止している設備が含まれており、実効性はなお未知数だ。

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