2014年4月2日

武漢鋼鉄 防城港製鉄所、17年に高炉稼働

 中国の武漢鋼鉄集団は、華南地区の広西チワン族自治区に建設中の防城港製鉄所で、2017年をめどに第1号高炉(年産能力500万トン)を稼働させる。先行して冷延工場を15年に稼働させ、華南地区の自動車市場など高級鋼市場を取り込む。東南アジアへの輸出も視野に入れる。宝鋼集団が広東省で16年に本格稼働を計画する湛江製鉄所とともに一大鉄鋼基地を形成し、アジアの鉄鋼需給に大きな影響を与えることになる。