2014年7月14日

中国、鉄スクラップ輸入減が継続 5月33%下落

 中国の鉄スクラップ輸入が減り続けている。5月に22万7317トンと前年同月比33・3%減り、6カ月連続減。最大仕入先の日本から昨年12月以降落ち込んだまま。米国からも5カ月連続で低水準にとどまった。鉄鉱石価格の下落で銑鉄の優位性が高まり、鉄鋼メーカーが鉄スクラップの使用量を減らしている。鉄スクラップの国内蓄積量と発生量は増えており、現在はわずかな輸出が将来に増える可能性もある。