2015年1月22日

中国の鋼材輸出見通し 「減少は2月まで」

 中国の鋼材輸出は減少に向かうのか。ボロン添加合金鋼の輸出時増値税還付が1月1日に撤廃されたことで輸出契約が減り、年末までの駆け込み輸出急増の反動減が予測されている。一方で停滞する内需と高水準の鉄鋼生産による供給過剰の状態は変わらない。鋼材市況は年明け後も下がり続け、割高な輸出による収益確保や在庫回避が想定される。「1、2月は減ってもその後に増えるのでは」(上海駐在の日本高炉幹部)と冷ややかな声も聞こえてくる。

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