2017年10月25日

ベトナムVKS 線材生産、現地メーカーに委託

好調な生産が続くVKS
 国内異形棒鋼メーカー最大手の共英製鋼のベトナム南部製造拠点、ビナ・キョウエイ・スチール社(岩佐博之社長、以下VKS)は年内にもベトナム現地メーカーと線材の委託生産(OEM)契約を行い、同国におけるVKSブランドの線材販売の拡大を目指す。すでに同社では圧延工場が第1・2圧延ラインともフル操業となっていることから、現地メーカーとの提携による外部生産でベトナムの旺盛な建設用鋼材需要に対応する。2018年はこのOEMの生産販売分として年間2万トンを見込むほか、第1圧延ラインの老朽更新工事の完了による生産性の向上などにより、年間販売量を85万―87万トンまで増やし、「需要増が続くベトナムの建設用鋼材市場におけるシェアの維持・拡大を図る」(岩佐社長)としている。

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