2009年2月2日

海底熱水鉱床、10年計画で研究開発

 経済産業省の総合資源エネルギー調査会は30日、第7回鉱業分科会(分科会長=浦辺徹郎・東大院理学系教授)を開催し、排他的経済水域(EEZ)を含めたわが国海域に賦存する銅、鉛、亜鉛の非鉄ベースメタルをはじめ金、銀など貴金属のほか、レアメタルの探査・採掘・製錬などの工程を経て資源化を実現する「海底熱水鉱床開発計画」を審議した結果、原案通り了承された。

 同計画は今後、10年の研究開発期間を2段階に分けて推進するもので、海洋基本計画に基づいて2008年度中に策定される「海洋エネルギー・鉱物資源開発計画」の中の一つとして、同調査会石油分科会で審議された石油・天然ガス、メタンハイドレード開発計画とともに盛り込まれる。