2009年3月19日

09年もアルミ供給過多

 軽金属溶接構造協会は、「アルミニウム業界2008年の動きと09年の見通し」をまとめ、本年の世界アルミ新地金生産が3952万4000トン、消費3863万8000トンと、3年続けて供給過多を予測した。

 本年は、減産などによって生産量が一転して前年割れになるものの、消費の低迷が顕著で、オーバーサプライ状態が持続。ただし、10年には消費も持ち直す見込みだ。09年の稼働率に関しては、辛うじて80%台は維持するが、景気の早期回復が困難な状況にある中、2年続けて減少するとしている。