2009年4月2日

非鉄製錬大手、上期も地金減産継続

 大手非鉄製錬メーカーは4月以降も地金の減産を継続する。住友金属鉱山が1日に発表した2009年度上期の電気銅地金の生産計画は20万トン。景気悪化による内需低迷を受け、年明けから08年度下期計画値21万5000トンに対して7%減産を実施しているが、今上期も同じ生産水準となる。

 フェロニッケルも、能力比で20%減産を続ける。三菱マテリアルが発表した上期の電気銅生産も約14万5000トンで10%減産を継続する。両社は亜鉛や鉛の減産も続ける計画だ。