2009年4月17日

鉛バッテリー、市況悪化で利幅縮小

 自動車用鉛バッテリーの市況悪化が続いている。このほど経済産業省が発表した2月の生産統計確報によると、生産数量は前年同月比49・3%減の118万9000個。鉛容量ベースでは同53・2%減の8536トンと、大幅に減少した。

 季節的不需要期を迎えている足元は、生産数量がさらに落ち込んでいるもようだ。1個当たりの出荷単価も下降しており、バッテリーメーカーの利幅を表す出荷単価と生産単価との値差も縮小している。