2009年6月16日

中国銅市場、荷余り感 上海在庫2週間で倍増

 中国の銅市場に荷余り感が出ている。ロンドン金属取引所(LME)の在庫は直近で最も多かった2月下旬からほぼ半減しており、その減少分は中国に向かったとの見方が一般的。しかし上海先物取引所(SHFE)の在庫は約1年3カ月ぶりの高水準まで積み上がっている。

 日本からの地金やスクラップの輸出も鈍くなっているもようで、これまで中国が輸入した玉は最終需要家まで達していない可能性がある。