2009年6月25日

伸銅品生産、底入れ鮮明 5月 4万8550トン

 日本伸銅協会が24日発表した5月の伸銅品生産(速報値)は前年同月比41・5%減の4万8550トンで、10カ月連続の前年実績割れとなった。一方、減少幅は過去最大だった3月の60・2%から2カ月続けて縮小し、生産の底入れ感が強まった形となった。半導体分野を中心に在庫調整が進み、銅条やリン青銅板条の生産が上向いたことが要因とみられる。