2009年10月21日

銅建値2万円上げ62万円、鉛6000円上げ、亜鉛1万円上げ

 日鉱金属は20日、10月積み産銅建値をトン当たり2万円(3%)引き上げ、62万円に緊急改定、即日実施すると発表した。海外相場の急反騰と円安反転を映したもので、新建値は9月15日(63万円)以来の戻り高値。推定月間建値平均価格は前回(13日)比トン8500円高の60万4200円。

 三井金属は20日、10月積み亜鉛建値をトン1万円引き上げ23万5000円に改定したと発表した。海外亜鉛相場高と為替相場の円安ドル高を反映。10月積みの月内推定平均値は22万6400円になった。

 三菱マテリアルは20日、10月積み鉛建値をトン6000円引き上げ25万円に改定したと発表した。海外鉛相場は前回建値改定時より一段安の水準にあるが、円安ドル高進行で鉛地金の輸入採算値が押し上げられた。これに伴い、10月積みの月内推定平均値は24万7100円になった。