2009年11月26日

古河スカイ、海外で成長戦略 中国事業試金石に

 古河スカイは24日、全役員出席の記者懇談会を開催し、この中であいさつした吉原正照社長は、中国のアルミ圧延企業2社に資本参加したことについて触れ、「アルミ板で初めて(中国に)進出し、(すでに展開中の)押出子会社と合わせ、板・押出をペアで売り込む体制を構築していく。この事業は現地のローカル企業とどこまで商売が可能かという試金石になるだろう」との見方を示し、中国事業をはじめ海外での成長戦略推進を強調した。

 これに対し国内では、日光工場を中心に2012年度末までに板事業の構造改革を打ち出し、「できれば前倒しでやっていきたい」と語り、早急に国内の新生産体制実現をめざす考えだ。