2010年2月15日

昭和電工・アルミ部門、営業黒字に

 昭和電工は2009年12月期決算発表を行い、白石俊一・常務執行役員(アルミニウム事業部門長)がアルミ部門の概況・見通しを明らかにした。

 この中で、今期(10年12月期)は売上高が約1300億円、営業利益で約45億円と計画。売上高はほぼ横ばい水準ながら、営業損益は前期の42億円の赤字から一気に87億円改善する。アルミ地金の外販をとりやめ、汎用押出品事業からも撤退したため売り上げは前年並み。利益面では、自動車向けの数量回復やコストダウンなどが寄与し、水面上へ浮上する。